2021 本厄男の年越し
明けましておめでとうございます!
大学のサークルの友人Kと、私が学生のうちにやってみたかった
「寺で年を越して、そのまま初日の出を見に行く」
と言うことをしてきました。1人だとちょっと寂しいなと思ったので急に呼び出しちゃいました。
大晦日の夜は何もなくとも、特別な高揚感がありますね!
まずは、六本木に集合して、寒かったのですぐ近くのお店に入って遅めの夕飯を取りました、この後運転をするのでお酒は飲めません。
水餃子とウインナー、肉汁たっぷりで美味しかった。
お店を出たのが大体22時くらいだったかな。あと2時間で年越しです。
少し時間があったので年越し予定の増上寺から近くにある東京タワーに寄りました。
その後はすぐに増上寺へ。炎が印象深いです。2人して興味津々でずっと見てられました笑 美しいです。人の背丈よりも高く燃えていました。
年越し30分ちょい前。除夜の鐘の前で寒さに震えながら待つことにしました。30分前でもほぼ最前列です。お坊さんが出てくると、鐘を鳴らす前にありがたい話をしてくれました笑
年越しの際に一際深く長く鐘が響きました。今年も良い一年になるといいな。
その直後、寺にかかっている垂れ幕より「本厄」であることを知りましたが...
初詣を済ませ、東京から銚子へレンタカーで向かいます。夜中1時過ぎに出発し、ガラ空きの下道を走り、付近に着いたのが大体4時半とかだったかな。行きはKに任せ、私は終始爆睡。ありがとう、帰りは任せてね。日の出自体は6時45分くらいだったので時間に余裕はあったんですが、
「車を停める場所がない。。。。」
銚子の犬吠埼は関東だと一番東にあって他の場所より早く日の出が見られる、正真正銘の初日の出と言うことで結構人が集まるみたいです。駐車場は小さくどこも満タン、1時間以上さまよった挙句、結局浜辺から1km以上離れたコンビニに駐車しました。予想はしてたけど想像以上でした。でも、何とかなるだろ精神で生きている2人なので焦りは無かったです。
歩いて浜に着く頃には6時を迎えていました。(早く着いといて本当に良かった。)
既にカメラを構えた人々が沢山居ました。幻想的で黙り込んでしまうくらい綺麗でした。波の音好きなんですよね。
iPhoneで撮った写真でも十分伝わると思います。午前6時15分、初日の出まで約30分
体感温度は-5℃くらいだったと思います。30分がとても長く感じました。
さっきまで一向に顔を出さなかった太陽も、一旦顔を出すと嘘のように昇っていきます。音楽でも、こういった「日の出」のイメージが連想される事って割りとあるよな〜なんてぼんやり想いながら眺めていました。
下の方に写っている三人組いいな
この三人はこれまで何をしてきて、これから何をするのか。そんな事を日頃から結構考えてしまうタイプです
停めてある車までの道も、行きと違って明るいので景色を楽しみながら歩けました。偶然、銚子電鉄を見れました。良いなぁ、田舎の電車。田舎の朝。
道は渋滞してたので1時間くらい仮眠をとってから銚子港まで行きました。
と言っても元旦なので動きは無かったです。あわよくば朝ごはん、と思ってましたが店が開く気配も無いので磯の香りだけ味わいました。
東京に戻ってきたのは12時過ぎ。車を返却し軽く昼食をとってKと解散し、今回の企画は無事おわり!
の、はずだった。
その日に予約してあった夜行バスで実家に帰省する予定だったので、帰り支度をしようと部屋に帰ってきた15時半頃、異変に気が付く。
「部屋の鍵がどこにもない。。。。」
心当たりが一つ。レンタカーで寝た時にポケットから落ちたに違いない。
しかしそのレンタカーは夕方から別の利用予約者がいた。
馬鹿みたいに写真や動画を撮ったせいでiPhone残り14%
元旦にマンションの管理人は当然居ない。
レンタカーの鍵を開けるには、Kの登録カードが必要だった。
肝心のKは、これから親戚の集まりがあると言っていたため期待は出来ない。
新年早々真っ白になっていく頭で、実家の親に状況説明、何かしらのアクションを望める友人達にLINEでヘルプ連絡、そしてSNSに状況を残し、寒さを耐え凌ぎながら返答を待った。
しばらくしてスマホを開くと、多くの反応が来ていた。いつもありがとう。
そんな中、混乱していて正確には覚えていないが、Kから
「家の車を親と今から出すから一緒にレンタカーまで行って探そう。」
といった旨の神な返答が来ていた。なんで親が同伴なのかは今冷静に考えると意味不明だが、そんな事はどうでもいい。
Kには、「レンタカーにある保証はない、あくまでも心当たりだけどそれでも良いか」と念を押した。レンタカー集合とだけ決めた。もう充電は5%を切っていた。
Kとはほぼ同時に到着した。窓から顔を覗かせこちらに手を振るKが白馬の王子様みたいだった。Kの親にも感謝の言葉を述べた。
運転席の下に私の部屋の鍵の存在を確認すると、表情が緩んだ。これで帰れる。バスに間に合う。正月を家族と過ごせる。
帰りはKが近くまで車で送ってくれた。心から感謝した。Kの親は聞き慣れた関西寄りの方言で話しやすかった。部屋に着くと、一気に疲れが出た。時刻は18時、あまりゆっくりはしていられない。すぐに帰り支度を済ませシャワーを浴び、やっとの思いで帰宅したのも束の間、部屋を後にした。夜行バスであんなに爆睡したのは初めてだと思う。
後日、Kには簡単なお礼品を渡した。