ゲーム上級者の判断プロセス
kunaiです。
ここ最近ゲームをプレイする事がほとんど無くなったため、自分がゲームを通じて築いてきたものを忘れてしまう前に残しておきたいと思います。ゲーム以外でも日常様々な場面で応用が利いて役に立ちます。今回は、主に「情報」や「判断」が大事かつ上級者は当然これをしていますよって回です。これらのカラクリについて文字に起こす、という事をします。
シューティングゲームの上手さを構成する要素は大きく「エイム」と「立ち回り」の2つ。エイムはシューティングである以上切っても切り離せない大切な要素ではあるものの、「立ち回りが9割」と言われるほど立ち回りが大切です。
※「エイム」は、敵に照準を合わせて弾を当てる技術みたいなものです。
・「立ち回り」とは
これを自分なりに具体化するのが上級者の登竜門。
ゲームを構成する要素のうち「エイム」以外のものを全て「立ち回り」といって差し支えなく、この理解の深さが上手さにほぼ直結しています。
まず、立ち回りは「行動」に現れるもの。
その行動は、頭の中での判断によって決定される。
人間は判断を下す際、必ず何かしらの判断材料が元となっています。そうなっているべきです。
信号の色が青になり、かつ横断歩道を通過する歩行者がいない事を主な判断材料として自動車を発進する判断を下し、アクセルを踏むわけです。
つまり「判断材料を見つけるor拾ってくる」ことが必須です。
判断材料となる情報をたくさん拾うためには、視野を広げる。視野を広げるというのは広範囲から必要そうな情報だけを拾う事であって、視界に映るもの全体をぼんやり眺める事ではありません。自動車の例では、視界に映る空高く飛ぶ飛行機は見えるに越したことはないが、それを注視している場合ではないし、発進の判断には一切影響しない、といった具合でしょうか。
まとめ
1.広い視野で画面から必要と思われる情報をたくさん拾う(判断材料)
2.見つけた情報から必要な情報を切り取り、判断を下す(判断)
3.行動に移す(操作)
自動車では
1.青信号、歩行者なし、etc
2.自動車を発進しても大丈夫
3.ゆっくりアクセルを踏む
これら全てが出来て初めて「ゲームが上手い」が成り立っています。上級者は、必ず行動を裏付ける理由を持っています。いかなる状況においても、なんでその行動を取ったの?という質問に対し、(その行動が正解であるかはさておき)必ず答えられます。
2が最も難しいですが、1が出来るようになるだけで見違える程上達すると思います。何より、上達している実感が自分の中に沸いてどんどん遊んでいて楽しくなると思います。ほとんどのプレイヤーは3だけを行なっているため、上手くいく時は偶々上手くいきますが、安定感がありません。
以上で今回の情報や判断のカラクリについて締めます。
【補足】
ゲームに限らず、「出来る」「出来ない」以上に、原因やカラクリについて「分かっている」「分かっていない」の差が結構大きい、そんな気がしています。分かっていないものは、出来ません。初心者は、自分の何がダメなのか具体的に分かっていません。「まだ出来ないけど分かっている」状態は、すべき事が明白になっているためgoodだと個人的には思います。上達したいと考えている初心者はまずここを目指すべきで、逆に、頭で分かっていないのに何となく出来てしまっている状態はとても不安定でかつ慢心を呼び込む危険性があると思います。
そもそも
ゲームが上手い ≠ 操作が上手い
であって、もっと厳密には、これらは必要十分条件ではないです。
何事も、操作の95%は「慣れ」によって解決されるものなので触れません。
体感として、「ゲームが上手い人」は「操作が上手い人」の中でも10 %~20 %程度。両者の差は原因やカラクリを「分かっている」か、「分かっていない」か、です。